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おたがいさま食堂せんごくは、子ども食堂?【47/100】

子ども食堂の定義を、「貧困の子ども支援」だと捉える方も多いので、
支援ではないおたがいさま食堂は、子ども食堂ではないです。
と、言っています。

おたがいさま食堂せんごくとは

おたがいさま食堂せんごくは、もともとは阿佐ヶ谷で開催されていた
持ち寄り食堂、の公認パクリイベントです。
「おたがいさま」という言葉の響きがとても好きで、
開催以来、80回以上使い続けている名前です。

上の写真は、前回のおたがいさま食堂特別編。
劇団ashibinaさんをお招きして、
「もちもちの木」を演じた後での食堂開催でした。

始めたきっかけ

始めは、だれのためでもなく、ただ私が、
うどんを買いすぎてしまったのがきっかけでした。

楽天のセールで激安で売られていた訳ありうどん
(切れっぱしも入っている)
を買ったはいいものの、届いて開封してみると、
一袋に1.2㎏(12人前)がドサッと入っている。

まだ子どもも幼かった我が家では、これは食べきれないぞ、
ということで、地域の仲間に声をかけて、
一緒に食卓を囲もうぜと始めたのがきっかけです。
それまでも、「おたがいさま食堂」という名前は知っていて、
いつかは開催したいなぁとおもっていたので、
うどんを買いすぎた失敗が、逆にいいチャンスになりました。

毎回の運営方法は

今では代表のN氏が食品衛生責任者と、
会計を担当してくださっているので、
メニューを決める係(通称、言い出しっぺ)が、
存在する以外は、だれもが主催者で、
だれもがお客さんという、フラットな関係です。

ここでは、子どもたちを見る係、調理をする係、
初めましての参加者さんと世間話をする係、
たいてい何か買い忘れるので、急ぎに買いに走る係と、
自然に役割分担が分かれます。

会場の定員が最大で20名(赤ちゃんを含む!)なので、
毎回、イベントとしては小規模に、
家族としては大規模に、開催しています。

sdr

子ども食堂のこの先

私は、一時期ブームとなった子ども食堂
(貧困や孤食の子どもを支援する)
の、次のステップが、おたがいさま食堂だと思っています。

誰かを支援するために開催するのではなく、
「おたがいさま」の関係性を気づく中で、
自然にお困りごとが解決できたり、そうでなくても
打ち明けることができることが重要です。

町ごとに、「おた食」

私は、町ごとに、おたがいさま食堂がある暮らしを夢見ています。
どの町にも、ふらっとつながれる場所がある。
例えば一人暮らしでも、家族のように受け入れてくれる笑顔がある。

そして、夕飯をつくるのが面倒だったら、
それぞれの町の「おた食」を日替わりでハシゴしてもいい。

日常をちょっとづつ共有することで、
暮らしはもっと、無責任で良くなる。

私は、そんなちょっと人間臭い、
まちづくりにこれからも挑戦し続けます。

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