20日目:乳搾りを全部捨てる苦行

2018年の地震からもうすぐ一年

昨年9月に起こった北海道胆振東部では、大規模ながけ崩れで死者が 42人 出てしまう大きな災害でした。
今回、北海道に来た目的の一つが、被災状況を住民の方、現場を目で見ることでした。

勇払郡厚真町地域の復興状況

波打つ路面

厚真町に近づくと、高速道路でも一般道路でも、不自然に波打っている場所が多数ありました。
今回の地震は北海道中部の山の中が震源でしたが、通るだけで内陸に震源地があることを意識させられます。

崩れたままになっている斜面

震源地から数キロのエリアでは、あちらこちらの斜面が崩れ、茶色の山肌がむき出しになっていました。
町の中にはひっきりなしにダンプカーが行き交い、復旧のための工事を進めています。
元々地盤が強固ではないと言われていますが、土砂がむき出しのままではさらなる土砂崩れが心配です。

被害は決して小さくなかった

震度7を記録した大震災でしたが、死者42人と東日本大震災と比較して被害が小さい印象を持ってしまっていました。
現地を目の当たりにしたところ、崩落の規模も箇所も非常に多く、大きな震災だったことに気付かされます。
特に、 吉野地区の住民34人のうち19人が亡くなっています。比較的人口が少ない地域で起こっただけで、4500人の厚真町では、がけ崩れによって36人が犠牲になってしまいました。
一刻も早い復興を願います。

酪農家は、絞ったばかりの乳を3日捨て続けた

母が北海道で農業実習生をしていたころから、また私も16歳で自転車北海道一周の旅に出たときからお付き合いいただいている、北海道北部の酪農家U様のところで話をうかがいました。

絞った乳をすぐに捨てる

絞りたての牛乳は、すぐにバルクタンクという冷却装置に貯めます。
2018年の地震で全道が停電してしまったときは、丸一日の停電期間だけではなく受け入れ先の業者が復旧するまで、3日間、牛の乳を絞っては廃棄し、また絞っては廃棄していたそうです。

乳搾りができず死亡する牛も

ここでは最小限の自家発電により乳搾りの装置を作動させることができましたが、場所によっては機械で乳搾りをすることができず、乳腺炎になって牛が死亡する事もあったそうです。

昆布漁師は影響を受けなかった

昆布漁師を代々けているえりも町のUさんのお宅で話をうかがいました。
震源地からは数十キロ離れており、震度4を記録したということです。
えりも町の漁師の家は、元々あまり電気に依存しない家が多いので、特に大きな影響は受けることなく、漁にも出ていたということでした。
水道→裏山
調理→プロパン
電気→発電機あり

自分のところにエネルギーが備蓄されていて、公共のインフラ以外の手段を持っておくことの心強さを感じました。


2019夏のまど@北海道

子どもたちを連れて、家族の時間も大切にしながら
ノマドワークの旅、毎年恒例「夏のまど」に出発!

今年のテーマは防災と子育て

今年は、「震災遺構から学ぶ」、「自然とともに子育て」を
テーマに、車で北海道を移動しながら、各地を視察しています。
ちなみに、文京区議会議員の仕事の一環として過ごしていますが、
区議に支給されている政務活動費は、この期間中1円たりとも使用していません。

これまでの夏のまど

2015年から毎年8月は、家族とともに東京を離れて旅をしながら仕事をしています。

  • 2015年、熊本県・鹿児島県
    大野勝彦美術館、知覧特攻平和会館
  • 2016年、四国一周
    お遍路、うどん巡礼、よさこい
  • 2017年、島根県津和野町・広島県
    文京区との姉妹都市津和野町、原爆平和記念式典
  • 2018年、宮城県気仙沼市・岩手県盛岡市・紫波町・遠野市
    NPO法人ピースジャム、遠野のわらべうた、OGALプロジェクト
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