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26日目、ヘインサ

海印寺(ヘインサ)という寺に行くのが今日の目的。
6時半に宿を出て、ソウル駅からKTXに乗る。KTXとは日本でいう新幹線に当たる、最高時速300kmの交通機関だ。外国人ならKRパスという全ての列車に3日間乗り放題の切符が買えるので、今回はそれを最大限に活用して旅をする。
ソウルを7時発で2時間弱、トンデグ駅から地下鉄で20分、そこからバスで1時間半…やっと山の中にある海印寺バス停に到着。海印寺までは20分の上り坂だ。ガイドブックではこの寺がどうして世界遺産に認定されたのかわからなかったが、実際に目の当たりにしてみると良くわかる。仏教の経典が8万もの木版に彫られてあり、向き合った二つの建物にびっしりと並んでいた。一つ彫るのにどれだけ時間と労力を要しただろう。どの国でもそうだが、昔の人は宗教のためには気の気の遠くなることをやってのける。ただただ驚くばかりだ。
中途半端な時間だったが、タン(牛の血のスープ)を食べた。この地域の名物料理らしい。血の色は意外と薄いんだなぁと思いながら食べていたら、器の底から血の塊がごろごろ出てきた。肉を切れば血も出るし牛は死ぬ。当然なことなのに、血というだけでギョッとした。なぜか、ベニスの商人を思い出した。
韓国を旅すると、なんだか寂しい。それは、顔が似ているにもかかわらず誰とも話せないからだと思う。無視されているような、何となくそんな違和感がある。加えて庶民や売店のおばちゃんも英語を話せない人が多い。意思疏通が、インドより難しいのだ。インドよりずっといい国なのに。
朝食
コムタン(牛のスープ)W5000
・昼食
タン(牛の血のスープ)W4500
オデンW1300
・夕食
ポテチとビールW2500
・宿泊
シロアムサウナW11000
・支出
地下鉄W3300
バスW12400
PCW2900
参考:W1(1ウォン)=およそ¥0.7です。
つまり、W1000を支払った場合、日本円で¥70の
価値があるということです。
この旅日記は、高浜直樹が2008年の11月~
およそ1ヶ月間かけてインドを旅した記録です。
そのため、リアルタイムで旅をしている
わけではないことをご了承ください。

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