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文京区 都市ガス停止事故の、原因と対策を公表!

2021年8月21日(土) に、文京区・新宿区で「都市ガス供給支障事故」が発生しました。
約6日間にわたり、6,979戸に影響が生じ、多くの皆様がお風呂に入れない、料理が不自由な生活を強いられる結果となりました。

私も、事故の一報を受けて「みどりーまんのパトロールカー」を出動させ、車載スピーカーで状況を説明して回るとともに、現状の把握に努めました。

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みどりーまんのパトロールカー

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文京区議会議員たかはまなおき

 

ガス安全小委員会で報告

10月4日に、経済産業省「第27回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 ガス安全小委員会」にて報告書が公表されました。

資料4 東京都新宿区および文京区で発生した都市ガス供給支障におけるガス管の損傷原因と対策について(東京ガスネットワーク株式会社)(PDF形式:2,984KB)

以下、資料を基に簡単に解説いたします。

概要

① 発生日時 2021年8月21日(土) 16時22分
② 復旧完了日時 2021年8月27日(金) 15時02分 (供給支障時間142時間40分、約6日間)
③ 供給停止地域 東京都新宿区の一部および文京区の一部(下図参照)
④ 供給停止件数 6,979戸

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原因

  • 礫の接触やガス管周囲の不均一な土質による腐食が考えられる、
  • サンドブラスト、石の衝突等の外力を受けた形跡は確認できなかった。

と公表されています。
驚いたことに、当初、水道管の漏水から勢いよく水混じりの砂が吹きつけることによって、
ガス管に穴が開く、「サンドブラスト現象」が原因ではないか
と推測されていましたが、そうではないようです!

① 管下側に礫が接触している状態
② 管周囲の土質が不均一な状態
③ 土壌に腐食が促進されやすい土壌微生物が存在した

の条件がそろってしまった稀な状況により、腐食が促進されたと穴が開いた要因を考察しています。

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再発防止策

もともと極めて稀な環境であったということですが、以下のように再発防止策が報告されています。
すでに、これらは以前から取り組んでいると聞いています。

✓ 礫の接触や管周囲の不均一な土質を防ぐため、管周囲を均一な土等で埋め戻す。
✓ 腐食可能性のない管材料として、ポリエチレンチューブを装着した鋳鉄管、またはポリエチレン管を使用する。

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文京区の対応

文京区としては、事故を受けて迅速に現場での聞き取りや、入浴の支援など、さまざまな対応が行われました。
現場を見てきた私としては、支援物資の配送と情報提供には改善できる点があったかと考えており、防災の担当者と様々な意見交換をしてまいりました。
今回の報告を受けて、改めて今後の災害や事故に活かしていただくよう、要請いたしました。

なお、報告書について、本日議員に迅速な情報提供がありました。
東京ガスからも、区民に対して適切に報告がなされるものと思われますが、
お住まいの皆様に情報が行き届くことで安心していただけるよう、
適切な情報提供を、合わせて要請しております。

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ガス供給支障現地視察

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