地底350mの穴が掘られているゆめ地創館へ

六ケ所村→泊原発→ゆめ地創館と、原子力発電に対して強い思い入れがあるわけではないのですが、三箇所目の施設見学。
放射性廃棄物の「研究」をする施設

ゆめ地創館では、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構が幌延深地層研究センターで行っている、地下深部の研究内容を紹介するとともに、現在の地下施設の工事状況等をリアルタイムでご覧いただけます。
https://www.jaea.go.jp/04/horonobe/yumechisoukan/
難しい言葉で表現されていますが、原子力発電等で発生した、大量の高レベル放射性廃棄物を安全に処分するための「研究」をする施設です。
現在地下350mまで掘って、地層の性質などを調査、実験している施設ですが、町との協定により、核廃棄物は一切持ち込まない事になっているとのことです。
どこに最終処分場をつくるか

実は、日本の最終処分場はまだ決定していません。世界的に見ても、高レベル放射性物質の処分が必要な国は多々ありますが、候補地が決定しているのはアメリカなど3カ国にとどまるということです。
高レベル放射性廃棄物とは

原子炉で発電に使用した後の使用済燃料から再利用できるウランやプルトニウムを取り出した後に残った強い放射能を持った物質を高レベル放射性廃棄物と言います。 2000年成立の特定放射性廃棄物最終処分法で、ガラス固化体を地下300メートルより深く埋める「地層処分」が決定。埋設後の取り出しは想定せず、事実上の最終処分地となる。
http://www.japc.co.jp/project/cycle/chisoushobun.html
いくらかかるのか
数万本ある、ガラス固化された高レベル放射性物質を処分するためには、3兆円ほどかかるそうです。
これにかかる費用は、我々が普段支払っている電気料金から積み立てられているのだとか。
安全なのか
科学的には、1000年は安定して保管できるよう設計されているそうです。
1000年経てば、放射性物質によっては減衰して周辺環境に害がないようになっていることでしょう。
その先のことを、非科学的に不安がっても仕方がないかと思いつつではありますが、常套句の「想定外」がおこった場合、誰も責任が取れない(生きてないし)のが現状です。
そして、今地方政治家の末席を汚させていただいているのは、「子どもにツケを残さない」ためです。文京区内にとどまらず、飛び回る地方議員として、将来の子どもたちに良いものを残していくために力を尽くしていきます。
眠い目をこすりながらの家族会議

さて、今朝の段階では決まっていなかった「北へ行くか、東を目指すか」ですが、せっかくだから利尻富士を間近に見たいという私の思いつきで、北でも東でもなく、利尻島へ渡ることになりました。
今夜は、稚内から西に船で2時間。
利尻島のゲストハウスに泊まっています。
接近する台風の影響か、外はかなりの強風が吹き荒れています。
明日の船で再び稚内に戻る予定ですが、果たして船は出るのでしょうか。
2019夏のまど@北海道
子どもたちを連れて、家族の時間も大切にしながら
ノマドワークの旅、毎年恒例「夏のまど」に出発!
今年のテーマは防災と子育て
今年は、「震災遺構から学ぶ」、「自然とともに子育て」を
テーマに、車で北海道を移動しながら、各地を視察しています。
ちなみに、文京区議会議員の仕事の一環として過ごしていますが、
区議に支給されている政務活動費は、この期間中1円たりとも使用していません。
これまでの夏のまど
2015年から毎年8月は、家族とともに東京を離れて旅をしながら仕事をしています。
- 2015年、熊本県・鹿児島県
大野勝彦美術館、知覧特攻平和会館
- 2016年、四国一周
お遍路、うどん巡礼、よさこい
- 2017年、島根県津和野町・広島県
文京区との姉妹都市津和野町、原爆平和記念式典
- 2018年、宮城県気仙沼市・岩手県盛岡市・紫波町・遠野市
NPO法人ピースジャム、遠野のわらべうた、OGALプロジェクト
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