8・ 町会の運営支援でフェーズフリーな防災
この夏、北海道胆振東部地震、奥尻地震、東日本大震災の被災地を、視察してまいりました。昨年の北海道大停電では、多くの住民の方が、不安な夜を過ごしたということですが、そんな中でも、漁業を営む男性によると、発電機も車も船も有るから、隣同士声を掛け合ってなんともなかった、という話を伺いました。災害時にも活用できる設備を備えることで、いざというときの安心につながるのだと知りました。
フェーズフリーが注目されています
さて、豊島区では今月運行を開始したイケバスや、南池袋公園に。鳴門市では市役所庁舎の設計に取り入れるなど、日常の活動の中で人々が意識せず災害に備えられる、「フェーズフリー」が脚光を浴びています。
フェーズフリー事例
例えば、庁有車にプラグインハイブリッドカーを採用することで、災害時に避難所に出向き、電源を供給する。
町会のお祭りなど、住民同士顔の見える関係性づくりを支援することで、災害時に助けあう。
公園にある手押しの井戸、もそうですが、個人の防災意識向上に頼らず、普段使いしながら備えられる、災害対策のあたらしい考え方です。文京区において全庁的に、フェーズフリーを取り入れるべきです。区の考えを伺います。
区長答弁(たかはま意訳)
他自治体の事例等、情報収集に努めてまいります。
地域の防災力を町会支援で
区長は「地域の防災力を向上させる」と、令和元年の所信表明で発言されていますが、「地域の防災力」をどのように向上させる方針か、伺います。
私が役員を務めている町会では、近年青年部が再結成され、お祭りも活気づいています。
しかしながら、地域によっては、役員の高齢化や、4,50代の働き盛り世代の人手が足りず、活動自体が、困難になりつつあると言う声も耳にします。
区長答弁(たかはま意訳)
今後、防災資機材を活用した訓練の周知啓発に努め、町会等が継続的に防災活動を行えるように支援します。
お祭りの活発な町を目指し支援すべし
お祭りのあるにぎやかな町は、いざというときに助け合えるまちです。イベント企画、会計事務、町会の連携や統合など、踏み込んだ支援をすべきと考えます。 町会の防災備蓄体制に不足がないか、把握できていますでしょうか?地域や町会によって、防災に格差がないよう、文京区として認識し、「地区」防災計画の作成を視野に支援すべきと考えますが、意識の有無と対策への検討状況を伺います。
区長答弁(たかはま意訳)
地区防災計画作成意向にある団体に対しては、相談等の支援を積極的に行ってまいります。
2019年11月定例会で、一般質問を行いました
一般質問とは、議員個人が文京区の執行状況や今後の方針について、報告や説明を区長などに求め、適切な文京区政運営を進めているかを議員がチェックするものです。
私は、「子ども、まち、防災」をテーマに活動していますので、
この3点について、10項目の質問をしています。
今後も、このテーマを重点的に取り組んでいきます。
ぜひ、改善を求めたい区の施策やお困り事がございましたら、私までお寄せください。
文京区議会が何をやっているか知るには?
映像で確認
文京区議会では、インターネットで議会中継をしています。
生配信ではなく、本会議の一般質問等一部しか中継されていませんが、
各議員の生の発言や、議会への姿勢を見ることができる貴重な機会です。
会議録を調べる
会議の正式な記録は、会議録として文章で公開されています。
キーワード検索でピックアップすることもできるので、
例えば「待機児童」など、どの議員がどのように取り組んでいるのか、調べることができます。
議場で傍聴
議場に来て、傍聴するのが、最も議会の雰囲気や取り組みがわかります。
傍聴は無料です。特別な持ち物は、いりません。
文京区役所23階の議会事務局で受付をした後、24階の議場や委員会室に入ります。