選挙の「ご挨拶」が変だぞ【80/100本目】文京区議会議員選挙まで、21日。
前回に引き続き、文京区議会議員選挙を盛り上げようと、文京区の政策や選挙のことについて、毎日1本ずつ100本ノック！
https://go2senkyo.com/seijika/174551

だれ？
と書いた、ふざけたデザイン…なのに人の心をつかんで離さない、のぼり旗を作ってみました。
なので、この時期になってくると朝晩駅前で見かける、“ご挨拶”について、解説！

▼▼▼“ご挨拶”とは▼▼▼
４月１６日に告示、２３日に投開票が行われる文京区議会議員選挙。
もう告示日まで２週間を切っており、毎朝、駅や街頭で、“ご挨拶”をする政治家が多くなっています。

“ご挨拶”とは、駅頭（えきとう）とも言われ、街頭演説に対して、駅頭演説のことなのかなと思います。
多くの場合、自分ともう一人の政治家の写真がのった通称２連ポスターや２連のぼりを立てて、政策チラシを配っています。

おはようございます！とひたすら挨拶をするタイプや、ほぼ無言でチラシを手渡そうとするタイプ、用意してきた演説原稿を喋るタイプなど、政治家によって様々です。
ちなみに私は、『駅頭は“ご挨拶”のプロ』としてパフォーマンスと位置づけ、めっちゃ爽やかにチラシを渡しています。
だいたい、2時間で80枚くらいが最近の数字です。いつもお受け取り、ありがとうございます。

▼▼▼“ご挨拶”の目的▼▼▼
目的は、認知度UPによる支持を広げることです。
選挙が近くない時期であれば、地域とのつながりによって相談等を受け付けたり、特に国政政党であれば、党勢の拡大や支持固めを目的としたりするところでしょう。

選挙近くであれば、それがそのまま票につながるかも！？、という期待があってのことでしょう。
なお、前回の選挙では、半年前から毎朝駅に立っており、「選挙直前に駅に立つ奴なんか信用しない。君はよく頑張っているな！」
なんて声をかけられたことがありますが、実際のところ、『半年前から』の駅頭が得票に大きく影響するかは疑問です。

▼▼▼文京区議選における“ご挨拶”の効果▼▼▼
人は、何度も顔を合わせる、名前を見かける人に対して親近感を持つような性質を持っており（心理学用語で単純接触効果と言います）、ただ駅に立ち続けることによる、心理的側面からの効果は大きいものがあると思います。
「政治家は、政策で勝負だ！」なんていう声も聞こえてきそうですが、そればかりではありません。

Aさんの政策、Bさんの政策、どちらも良いな、と思ったときに、『Aさんのことを毎朝見かけていて、Bさんのことは見たことがない』としたら、Bさんを選ぶのは難しいでしょう。
ましてや、地方議会選挙だと、多数の議席があり、候補者が乱立します。

文京区議会議員選挙においても、34人の定数に対して、44人以上が立候補すると思われます。
44人の中から一人を選ぶ、となった時に、普段から政治に関心のある方でなければ、『見たことがある』というのは、重要な要素の一つとなることは間違いないでしょう。

▼▼▼あるべき姿▼▼▼
とはいえ、“ご挨拶”が得票に影響する選挙は望ましくないと私は考えます。
毎朝6時から9時までずっと駅にいる。そんなのは、私を含む小さい子どもを抱えた家庭や、行動に障害のある方、会社員として多忙な日々を送っている方には選挙に立候補する高いハードルとなります。
「本来、政治家は、政策で勝負！」、そして、政策で勝敗が着く選挙であってほしいと願っています。

…と、偉そうに言ったうえで、私は明日も駅に立ちます。
残念ながら駅頭で政策を伝えた数が多ければ多いほど、支持してくださる方が増えるのは、間違いないからです。

▼▼▼おわりに▼▼▼
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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