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文京区も『子どもまんなかまちづくり』加速!(明石市視察報告)【30/100本目】文京区議会議員

文京区でも『子どもまんなかまちづくり』始動!(明石市視察報告) 【30/100本目】文京区議会議員選挙まで、71日。

前回に引き続き、文京区議会議員選挙を盛り上げようと、文京区の政策や選挙のことについて、毎日1本ずつ100本ノック!
本日、日帰りにて、『地方自治と子ども施策』全国自治体シンポジウム2022 明石に参加してまいりました。

全国自治体シンポジウム2022とは

西日本子ども研修センター明石にて、2月11日、12日の2日間で開催されているシンポジウム、「『地方自治と子ども施策』全国自治体シンポジウム2022 明石」の1日目に参加してまいりました。
往復の交通費は政務活動費(文京区の税金)を活用しておりますこともあり、ただ自分が学んできた、だけでなく、皆様に共有させていただき、今後の文京区のまちづくりにつなげてまいりたいと思います。
少々長くなるかもしれませんが、ぜひお読みいただき、共感していただき、広めていただけると嬉しいです。

①子ども施策についての情報交換、②自治体職員や専門家の子ども施策に関する学びの場、③日本における子どもにやさしいまちを推進することを目的としている目的で、2022年から開催しているシンポジウムです。
上田令子都議のお誘いで、現地にて参加させていただくことになりました。結果、とてもいい学びの機会になりました。

自治体におけるまちづくりと「子ども基本法」

2023年4がつには、子どもの権利条約の精神に則る形で”ようやく”制定された、国の子ども基本法が制定され、条約の一般原則を踏まえた子ども施策が、子ども家庭庁を中心として進められることとなります。
そんな中で、子ども施策について子どもに実際に触れていく、文京区を含む基礎自治体が、本当に子どもの権利を守り、具体的な施策に落とし込んでいくかが欠かせない時期です。

まず、東京経済大学の野村武司教授より基調講演がありました。
子ども基本法が整備される中で、子ども施策の実際を考えたときに、自治体の子ども施策の在り方が、子どもの権利を守るうえで最も重要なテーマであるという視点から、子どもまんなか社会の実現に向けて、権利の主体である子どもという存在を、社会全体で認識することの重要性。
そして、子どもを誰一人取り残さず、社会が健やかな成長を後押ししていくことの意義について語られました、

子ども条例の必要性

野村教授の講演の中で、特に強調して語られたのが、子ども条例の重要性です。
自治体が、縦割りを解消して子ども施策を展開していくためには、子ども基本法が制定されたということだけでは不十分で、自治体それぞれが子どもの権利条例を作り、『それを根拠として』、地域に密着した子ども施策を実施していくことがふさわしいということが語られました。

今後の自治体の子ども施策は、子ども基本法の理念①子どもの生きる育つ権利を守るだけでなく、②差別なく、③子どもの意見を尊重し、④子どもの最善の利益を保証する、といった子どもの権利条例の原則を踏まえて、自治体が理念をもって行わなければならない。
今後は、子ども施策を、一体のものとして、具体的に検証しながら実施することで、初めて子どもの権利は守られるとして、その理念を定めた「子どもの権利条例」必要であると語られました。

子どもの権利の中で、最も重要なのが、子どもの参加の仕組みを作る必要があるとして、子どもの意見をセレモニー的に聞き取ることでは意味がなく日常的に子どもが様々な課題に参加する仕組みを整え、そこに大人が聞きに行くという姿勢が必要である、とも語られました。
果たして文京区はどうか、と考えたときに、「子ども議会」のような、形式的な子どもの意見表明の場すらないですし、公園再整備にしても学校改築にしても、子どもが気軽に参加できる場所・時間帯に開催されておらず、もとから子どもの意見を政策に落とし込める工夫がされていません。

こういう面でも、子どもの意見表明を尊重する理念を定めた子ども条例は文京区にこそ必要だと感じました。

明石市の事例を文京区でマネする!

続いて、泉房穂明石市長の公演『子どもを本気で応援すれば まちのみんなが幸せになれる』では、泉氏のファンとしては、著書で拝読した内容であることはわかっていましたが、全身全霊を込めて語られる言葉の一つ一つに、本当に子どもを大切にしていることと、今の政治を本気で憂いている。それでいてあきらめていない姿勢を受け止めることができました。

子ども施策により、安心して子育てしやすいまちとして人口が増加し、まちににぎわいが生まれて税収が増える。
それによって、さらに高齢者・障碍者施策の充実を行い、すべての人にやさしいまちが実現したということ。
よく言われる『子どもvs高齢者』ではなく、子どもも高齢者も幸せになる好循環が、明石市で実現していることに、希望をもって文京区に戻ることができます。

泉市長はこう語っていました。
明石市で私が考えたわけではない、外国の事例を真似したり、必要なことを行っているだけだと。
文京区でも、難しい理屈をひねることなく、明石市の施策を真似して、より、子どもにやさしいまちづくりをしてまいります。

なかでも、紙おむつの手渡し宅配、給食費の中学生まで無償化(今定例会に条例提案しています)といった子育て負担の軽減策については、すぐにでも文京区で真似して取り入れるよう働きかけます。

オンライン開催ではなく、現地に出向いた意義

今回、あわただしい日帰りの日程で兵庫県の明石市まで行ってきたことは、私としては、子育てしやすいまちづくりを一層進めていかないと文京区の、この国の持続可能性が失われてしまうのではないかという危機感がありました。
何か一つでも二つでも、本で得たり画面で見たりするだけではない経験を持ち帰る。一人でも二人でも、想いを共有できる人と会いたい。願いを込めて駆けつけました。

そんな、会場まであと5分というところで出会ったのが、まさかの泉さん。明石市長その人でした。
しかもさらに奇跡的なことに、ちょうど私のTwitterでの書き込みに反応してくださった直後だったのです。
初めてお会いしたにもかかわらず、第一声が「あ、たかはま君じゃないか!」でした。
まさか市長が電車で移動しているとは思わず、驚くとともに、厚かましくも写真撮影と、著書へのサインをお願いしました。

お忙しい中、文京区でも明石市の施策を取り入れていきたいと相談したところ、一言、「やったらええやん。」と、激励をいただきました。
この、力のこもった一言に、来てよかったなと。すべての思いが詰まりました。

絶対に元を取るという気概で参加し、泉市長から飛沫を浴びるほどの前列で(いい意味で!)拝聴でき、熱意のこもった講演を拝聴することができ、非常に実りのある研修となりました。
泉市長。文京区の政策提言に、必ず活かしてまいります!
市長をはじめ、シンポジウム関係各位に心から感謝を申し上げます。

おわりに

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
少しでも、「へぇ」「なるほど」と思ったらイイネ、ぜひ広めたいと思ったら、シェアをお願いします。

4月23日には文京区議会議員選挙が行われるため、わかりやすい区政情報の発信で、投票率アップに挑戦!!

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