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文京区の「バリアフリー」は、当事者に聞け!【15/100本目】文京区議会議員選挙まで、87日。

文京区の「バリアフリー」は、当事者に聞け! 【15/100本目】文京区議会議員選挙まで、87日。

前回に引き続き、文京区議会議員選挙を盛り上げようと、文京区の政策や選挙のことについて、毎日1本ずつ100本ノック!

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数日間に分けて、「当事者に聞け!」シリーズをお送りします。
1日目の本日は、「バリアフリー」、段差のない街づくりについて、大学の後輩で車イスユーザーの吉次まりさんにアテンドいただき、文京区のバリアフリー環境をチェックしてまいりました。

▽▽▽車いすで電車に▽▽▽
まずは、吉次まりさんの紹介で、スウェーデンの車いすメーカー、「ペルモビール」の店舗に行きます。車イスの最新モデル(軽い!!)をお借りし、その場で乗って、スタートです。

そう、本日は、ここから始まっているのです!!
よくある、『車イス体験』で、段差を体感して「障碍者の気持ちがわかりました。」という表面的な気づきを得るのではなく、今回、吉次さんの全面的なサポートをいただき、朝10時からおよそ5時間にわたって、車いすに乗ったまま過ごすというのが、今回の企画です。

歩道のちょっとした段差や、車道に向かっての傾斜で、右往左往しながら、何とか駅までにコツをつかみます。
平地の移動はすぐになれるのですが、電車に乗り込むのが怖い!

都営大江戸線は、駅員さんの介助なしに車両に乗り込むことができるよう、車いすマークの車両の出入り口にはあらかじめ傾斜がついています。
いきなりの挑戦で、私は前輪が電車とホームの間に引っ掛かり、ヒヤリとしました。

▽▽▽文京区役所▽▽▽
森下駅から春日駅まで移動し、文京区役所へ。
今日明日と開催している文京博覧会=ぶんぱくに参加するためです。

ところが、今まで知らなかったのですが、地下2階にある春日駅の出口から、文京区役所の地下2階に移動するには、一旦地上に出る必要があるのです。
不合理な移動経路を強いられることには、怒りではなく、少々の悲しさを覚えました。

ぶんぱくは、賑わってはいるもののある程度通路が確保されており、今回、私のほかに2人の参加者に荷物持ちをお願いできたので、快適な買い物を楽しむことができました。
私が特に説明もなく車いすに乗って移動していることに、何人もの区の職員さんや、知り合いの店主さんを驚かせてしまいました。

▽▽▽乗り比べ▽▽▽
今回は、文京区社会福祉協議会さんにもご協力をいただき、貸出用の一般的な車いすをお借りしました。
私は違いを知らなかったのですが、病院や公共機関で貸し出しているような車いすは、実は介助者が安定して押すことと安価で頑丈であることに重点が置かれているため、自力で移動するには重くて漕ぎにくいのです。

と、このように目的が違うので比較しても仕方がないのですが、ペルモビールさんで今回お借りした車両は、圧倒的に軽く、安定感があり、そして座り心地がいい。
自分が乗るなら、圧倒的にペルモビール社がいいな、なんて話していたら、それもそのはず、数十万円するモデルだということでした。

▽▽▽坂道▽▽▽
お昼は、春日の再開発エリア文京ガーデンにできたガストで遅めのランチ。
その後、真砂坂(まさござか)を登って、本郷三丁目の駅に向かいます。
確かに、長い坂ではあるものの、私から見ればバリアフリーの坂であり、当然行けると思いました。
しかしながら、漕いでも漕いでも進まない。
これだけの傾斜でも、腕の力だけでは非常に困難だと知りました。

ここに限らず、お店の入り口で転倒しそうになったり、コンビニの通路が狭すぎて通れなかったり、小さな不便を積み重ねていくうちに、腕の疲労というより、精神的な疲労感が蓄積されていきました。

▽▽▽バスに乗る▽▽▽
結局、真砂坂を上ることに体力を使い果たした私は、一区間だけバスに乗ります。
車イスでバスに乗るときは、運転席から見える位置で声をかけ、後部出口に搭載されているスロープを出してもらい、そこから乗り込むことになっていました。
ここでも、ちょっとした傾斜が怖いこと。
運転手さんは一言も言わず、そして、表情にも出さないのに、(一区間しか乗らないのにバスが遅れて申し訳ない)と感じてしまい、ここでも精神的に疲労感が。。。

▽▽▽最後に▽▽▽
ぶんぱくでたまたまお会いした、文京区議の 市村泰敏 議員・ えびさわ けいこ 議員・ 名取顕一 議員・ 山田ひろこ 議員に、無茶ぶりで恐縮ながら乗っていただきました。
「車イス体験はしたことがあるけど、こんなに軽いのは初めて乗った!」など、感想をいただきました。
議員になって、想像していた議員像とギャップがあって驚いたのが、皆さん好奇心旺盛で、勉強熱心だということです。

そのほか、自動販売機で買い物をしたり、コンビニに入ったり、多くの方に声をかけていただいたりと、様々な体験をした一日でした。
私がいつも見ている「バリアフリー」と、実際に車いすで通って感じた「困難」は、同じ場所ですが全く違うものでした。
今後も、想像力を常に働かせながら、それでもわからないことはいくらでもあります。
当事者の声を味方に、様々な地域課題に向き合ってまいります。

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