2019年に文京区議会の引退に当たり、勇退議員としてあいさつされたのは、「島元雅夫議員、渡辺雅史議員、宮崎文雄議員、若井宣一議員、渡辺智子議員、藤原美佐子議員」の6名でした。
その皆様の感動的な挨拶、文京区議会の本会議の中で行われたものですから、もちろん会議録として公開されています。
皆さまと一緒に見てみましょう！
3/6人目 「若井宣一氏」（2019年3月14日）
◯若井宣一議員
公明党の若井宣一です。本日は、このような御挨拶の機会を与えていただき、心から感謝申し上げます。 ありがとうございます。
私は、平成十五年に挑戦させていただきまして、初当選から今日まで、四期十六年という議員としての活動を全うさせていただきました。本当にありがとうございました。
挑戦するに当たって、私の母校、茗台中学校の恩師でございます先生に、どういうふうにしたらいいのか、議員として何をやったらいいのか、伺いました。
先生からは、「皆がやらないことをやれ。今後は、子どもから高齢者までスポーツが大事だぞ。健康管理は運動だよ」、そういう話を言われたことが非常に頭に残っております。
私も中学校のときからずっとバレーボールをやって、今も続けておりますが、やはり一緒にやることで、やっている人たち本人の本当の気持ち、また、施設の在り方などを学ばせていただきました。
体育館の改修やＡＥＤの設置など、そういうことにも取り組むことができました。
そのほかにも、どういうことをみんながやらないのかなと考えながら、私道の整備だったり、また、一生懸命頑張りました区民交通傷害保険の補償の拡充、様々なことを率先してやってまいりました。
特に、この十六年間で何が一番印象に残っているのかなと考えて、やっぱり一番印象に残っているのは、私、これも母校であります柳町小学校のスクールガードを、もう十年以上やっています。
このスクールガードをやっているときに、一人の児童が毎回、車椅子なんですね。
柳町小学校を御存じの方は、もうよく分かっていると思います。入口が階段になっていて、いつも先生たちみんなで車椅子を上げている姿を見ていて、何かできないのかなと、ずっとそればかり考えていて、いろいろなものを調べました。
どうやったらスロープを造れるかなと。提案もしたんですけれども、なかなか進まなくて、最終的には、本当に時間は掛かりましたけれども、柳町小学校に車椅子用のスロープを設置できたということが、今、考えると、一番心に残っています。
本当に、区民の皆さんのためにどれだけお役に立てたかというのは、今もってよく分かりません。
ただ、今日まで本当に頑張ってこれました。
私は今、五十六歳です。まだやり残したことが一杯あるのかもしれませんが、自分の健康管理の至らなさで、今期でと決めさせていただきました。
この場にいる現職の皆さんも、次期の統一地方選挙に立候補される皆さんには、是非、体に留意されまして頑張っていただきたいなと思っております。
そして、皆さん、是非この場に戻ってこられますよう、御祈念申し上げたいと思っております。
今後も、区民の一人といたしまして、地域から聞こえた声を区政につなげていきたいと思っておりますし、この生まれ育ちました文京区が今以上に安全で、安心で、住み続けたいと更に思っていただけるようなまちづくりになりますよう、御期待を申し上げます。
皆さんに本当に感謝申し上げまして、御礼の御挨拶とさせていただきます。 十六年間、本当にありがとうございました。（拍手）
本会議でのあいさつ
本会議の締めくくりに、区長・議長から、勇退議員の貢献を称える挨拶がありました。
長期間にわたり文京区政に貢献された前任期の勇退議員の皆さまに、私たかはまなおきからも、改めて敬意を表します！
成澤区長
先ほど御挨拶がございました、長い間区政に貢献され、今季をもって勇退される議員の方々には、区政に御尽力いただいた、その御労苦に敬意を表するとともに、今後も在任中と変わることなく区政への御指導とお力添えを賜りますことをお願い申し上げます。
名取議長
今期をもちまして御勇退をされる島元雅夫議員、渡辺雅史議員、宮崎文雄議員、若井宣一議員、渡辺智子議員、藤原美佐子議員におかれましては、長年にわたる区政発展並びに区議会の円滑な運営への御尽力に対し、改めて感謝いたしますとともに、これからも健康に御留意され、ますます御活躍されますよう、心からお祈り申し上げます。
2023年の文京区議会議員選挙はどうなる？
2023年の文京区議会議員選挙に当たり、勇退された議員は4名。
松下順子議員、萬立幹夫議員、田中和子議員、こうだ久美子議員でした。
2023年はどのような入れ替わりとなるのか、詳しくはこちらのブログをご参照ください。
