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<27日目(9月11日)晴れ、イタリア・フィレンツェ⇒コルトーナ>

一昨日、昨日と酒を飲んだ松本君とは
朝食でも会い、「じゃ、ローマで。」といって別れた。
なんかこの言葉かっこいいね、とニヤケ合い、
それからは誰とも話すこなく走り続けた。
ツリーハウス職人高浜 直樹の旅日記
12時を過ぎ、やっと見つけた日陰になっている場所で昼食をとる。
もちろん景色はばっちり。
ツリーハウス職人高浜 直樹の旅日記
食べ終わってしばらくすると、地元のちびっ子4人が群がってくる。
言葉は全く通じないが、
『お兄さんが君の自転車をもらっちゃうゾー』
的なことをしてからかって遊んだ。
別れ際、「チーン」と言って合掌された。
きっと彼らにとっての日本人に対するイメージなのだろう。
一本とられた。
あちこちにオリーブ畑があり、陽の光を受けて白く輝いていた。
雲の陰がくっきりと斜面に映ってすごくきれい。
自分の気に入った景色で休憩できるのがこの旅の良さだ。
それにしても町を通り過ぎるごとに上ったり下ったりで、かなり疲れる。
走っていくうちに遠くの丘の上に城塞のような町が見え、
わぁきれいだなぁ…と思いながら近づいたら
今夜泊まる予定のコルトーナだった。
町までは自転車でゆっくりと30分程登り続け、
やっとたどり着くと、上からの景色に鳥肌が立つ。
コルトーナの町にはYHがあるのだが予約はしておらず、
もし泊まれなくても梺には降りずにこの場所で野宿しようとさえ思った。
ツリーハウス職人高浜 直樹の旅日記
結局野宿の夢は叶わず、シャワーと洗濯を済ませて町へでる。
ドイツのローテンブルクはディズニーだったが、
こっちはロードオブザリングに出てくる城塞そのもの。
小さな路地、猫、夕焼け一つ一つに感動して写真を撮りまくる。
町の真ん中でジェラートを食べた。
同じ値段でフィレンツェので食べたやつ2倍はある。
夕飯は8時からだと言われたのだが、散歩から帰ると
「夕食をとるのはお前だけだから作らない」と言われてしまう。
そんなぁ。
10人部屋に自分しかいないのだから、、、まぁ、無理もない。
再び外に出かけレストランに入ろうかと思ったのだが、
夕焼けに誘われて町外れのベンチで食べることにする。
下の家や山が同じ色に染まって再び感動。
昨日食べきれず暑さで溶けたチーズと、パン。
最低に粗末だが最高に贅沢な夕食だ。
スーパーで買った、地元産ワインは、
昨日買ったやつの3倍もしたのにあまりおいしくない。
頭の中でそうやって文句をたれながら、
飲み干したビンをくずかごに投げ入れた。
ツリーハウス職人高浜 直樹の旅日記
夕焼けだった町はいつの間にか灰色に変わり、寒くなってきた。
帰らなきゃなぁとは思うのだが、足下がおぼつかない。
宿に帰り、ベッドに倒れると2時間寝た。
ツリーハウス職人高浜 直樹の旅日記
いまさらの日焼けで肩がヒリヒリしている。
走行距離
120.34Km
合計走行距離
1808.01Km
平均時速
19.4Km/h
最高時速
51.3Km/h

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